女性は男性よりも夏バテや熱中症にかかるリスクが高いという話をします。
女性は体内の水分含有率が低いうえに、年齢と共に水分量が減少します。
なぜなりやすいのか?
そうなる理由として、女性は男性に比べて筋肉量が少ないことが挙げられます。
筋肉には毛細血管が集まって水分を蓄える働きがあります。
つまり筋肉量が少ないと汗を作りにくくなるわけです。
女性の体内水分量は男性より少なく、40代以降は低下の一途をたどるそうです。
18歳時には48%あった水分量は、64歳の時には43%にまで低下するという報告も(5%は大きい数値です)あります。
体内の10%の水分量が失われると脱水症状を起こすということですので、この5%という数字は、かなり大きいと思いませんか?
ほかにもダイエットなどで水分の摂取を控えていたり、利尿作用のあるダイエットサプリを飲んでいる場合も体内の水分量が少なく、リスクが大きくなります。
更に汗腺の数も女性のほうが少なめだと言われます。
ところで、夏バテや熱中症は外にいる人だけがかかるものではないのは既に周知の事実です。
逆に、ずっと屋内にいる人はエアコン漬けになっている可能性もあって、うまく汗をかくことが出来なくなっていることもあります。
汗は体内の熱を効率よく体外へ逃がすための重要な役割を持っています。
なんとなく身体がだるかったり、食欲が少なかったり、眠れないなどの夏ばて症状を見落とすと大変です。
熱中症の前段階のサインである夏ばての症状に早めに気付いて早期対策をしましょう。