犬も夏バテや熱中症になります。
人間と同じで熱中症になった場合は、すぐに処置をしないと命に関わります。
簡単な見分け方はありますか?
犬の熱中症を見分ける症状としては、呼吸の仕方が浅く、速くなり、口を大きく開き、舌は口の横から出ていて涎(よだれ)を垂らしたり、泡を吹きます。
だるそうにぐったりし、痙攣(けいれん)が見られる状態になります。
さらに、体温が41℃以上になると危険な状態と言えます。
夏バテは、熱中症のように短時間のうちに急激な変化を起こすものではなく、日数をかけてジワジワとやってくるものなのです。
犬の夏バテ症状の例として気を付けておくポイントは、食欲不振(低下)、元気がなく動くのを嫌がり、声かけても反応が鈍いなど。
夏バテで、食欲が戻らないときは症状が進んでいる証拠、もしくは別の病気が隠れている可能性もあるので、動物病院で診察してもらいましょう。
場合によっては発熱や下痢も併発します。
症状が重くなると体重も減ってきたり、脱水症状を伴い、腎臓病、尿結石などという臓器の機能障害をも引き起こします。
犬の脱水症状を見分けるポイントは、背中部分を指でつまんでみて、すぐに元の状態に戻ればOKなのですが、元に戻るまでに時間がかかるようなら脱水症状です。
更にすすむと形が元に戻らないということまで起こり得ます。
尿が出なくなるようなら要注意なので、早めに病院へ行ったほうが良いかもしれません。