「夏バテ」ってなんでしょうか?
実は「夏バテ」という名前の病気はありません。
夏バテというのは、全身の倦怠感、疲労感、身体がだるい、めまいや立ちくらみ、無気力になるといった症状や、微熱っぽくなったり下痢と便秘、食欲不振などの風邪のような症状に思えたり、イライラやむくみまで様々な症状の総称です。
どうして夏バテになってしまうの?
夏バテの原因は、体内の水分とミネラルの欠乏(不足)や暑さによる食欲の低下による栄養バランスの崩れ(栄養不足)、加えてエアコンで冷えた室内と室外の暑さの温度差による自律神経失調症などが主な原因です。
自律神経の狂い、崩れは全身の機能に影響を及ぼします。
加えて夏バテによって心身ともに不調になるという、悪循環に陥ります。
小さな子供、とくに乳幼児は脱水症状を起こしやすくなるので、要注意。
反対にお年寄りは暑さで体温があがって、熱中症(日射病、熱射病など)になりやすく、衰弱しやすいので注しなければいけません。
夏バテ対策には、原因と反対のこと、つまりビタミン、ミネラルなどバランス良い食生活を摂ること、特に良質のたんぱく質(豆腐や豚肉など)を欠かさないようにしましょう。
水分補給は大切なことですが、だからと言ってビールやジュースの飲み過ぎには注意すること。
自律神経は温めのお風呂にゆっくり入ることで整いますので、覚えておきましょう。